みなさんは、ザトウクジラを間近に見たことがありますか?
八丈島周辺では、2015年に初めてその姿が目撃されてから毎年ザトウクジラの来遊数は増加傾向にあり、運が良ければ11月下旬から4月上旬までの間、海岸から見ることができます。八丈町の新たな観光資源となりうる可能性、そして、新たな学術的知見の獲得に期待が寄せられています。
調査
八丈町では、東京海洋大学大学院鯨類学研究室(加藤秀弘名誉教授、村瀬弘人准教授、中村玄助教)と共同で八丈島周辺におけるザトウクジラの生態調査を行っています。かつて繁殖地の最北端は八丈島から約500㎞南の海でしたが、それが変化していき、結果として八丈島でその姿を冬から春にかけて見ることができるようになりました。(調査結果の詳細はこちら)
ザトウクジラを見つけたら、ぜひ観光協会へご一報くださいますようご協力をお願いします。ご自身のアカウントでツイートする場合は #ザトウクジラ #八丈島 #発見 のタグで付けることにもご協力をお願いします!
八丈島観光協会
電話:04996-2-1377
Eメール: info@hachijo.gr.jp
住所:東京都八丈町大賀郷2345-1
クジラの見つけ方
世界にはいくつかクジラの種類があるものの、島を訪れるのはザトウクジラのみです。彼らは他の種類のクジラに比べ、機敏かつ海面上にジャンプすることが多い傾向にあり、愛好家の中では、そのジャンプとダイナミックな動きから人気があります。
八丈島でクジラを見つける方法は以下の画像をご参照ください。
残念ながらボートからの観賞はまだ不可能となっています。
留意すること
八丈島では、11月下旬から4月上旬にかけてザトウクジラを見ることができると言われています。漁師たちは朝早く船を出し、海を眺めていますので、クジラの来遊にいち早く気付き、その様子を楽しみます。漁船はクジラの気配を示すしるしになるかも知れないので、その周辺を見落とさないようにしましょう。
クジラは長時間水中にいることができるので、もしかすると再浮上まで10-15分掛かるかも知れませんが、ブローのようなものに気付いたら、そのまま見続けてください。また、クジラの尾びれに気付いたら、それは潜っている証拠なのでおそらく数分でまたその姿を見ることができるでしょう。
オススメの鑑賞場所
海を見渡せる高いところが賢い選択だということは言うまでもありません。八重根港ではしばしばその目撃情報があがっているため、まずはそこを確認してみることがよいでしょう。南原千畳敷や横間海岸、名古の展望台など見晴らしの良い場所や双眼鏡を使うこともオススメです。双眼鏡は八丈島観光協会にて貸出を行っています。
もっとリラックスした探し方としては、末吉にある「みはらしの湯」か中之郷にある「足湯きらめき」か、温泉でのんびりしながらクジラが現れることを待つ方法もあります。
クジラの行動
ホエールウォッチングをする際に、クジラがどういったことをしているのか理解するための手助けとなるものが、以下に示す基本的行動の概要です。それぞれその行動はクジラの気分をダイナミックに表現しており、見る人に感動を与えます。詳しくは、以下の画像をご参照ください。
良い旅を!
八丈島101
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